マトリックス営業戦略を顧客層別の戦略に応用する方法について解説したいと思います。
「マトリックス営業戦略」については、私のブログにて基本的な考え方は確認していただければと思います。「顧客層別戦略」も私の造語ですが、顧客のポテンシャル(取引の拡大可能性)と自社との親派関係で顧客を4つに層別し、その違いを考慮した戦略を組み立てるやり方です。
著名な事業理論であるPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)理論に使われている製品群を区分けする視点を、顧客層の区分けにあてはめました。
従来にも、このような視点で顧客層を区分けする発想はあったのですが、区分けされた顧客層毎にどのような戦略を組みたてればよいか、という一番大事な戦略の中身のところが曖昧になっていた場合が多かったようです。そこでここでは、「マトリックス営業戦略」の個別戦略をあてはめることで、各論での戦略作戦を組み立てました。実は実際にコンサルティング支援させていただいた企業様の事業戦略のいくつかの実例をもとに整理したものです。
文章は、小生著書「社長、儲ける営業に変えましょう!」をベースに一部修正追加しました。みなさんの顧客層別戦略の立案と実行にお役に立てていただければ幸いです。
―画期的な「PPM理論」―
―PPM理論を応用して顧客層をセグメントする―
S客(最重点既存拡販客先)の現状分析と作戦内容(1)現状分析
(2)作戦内容