リーダーの『新規開拓』⑱二章6-4「プレゼンテ-ションのポイント」

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 前回、展示会勉強会の運営ポイントを述べました。その際大事なことの一つは、プレゼンテーションのやり方です。現場のお客様との一対一の商談はうまいものの、プレゼンテーションは苦手、と言う営業マンやリーダーの方も多いようです。しかし何事も慣れです。流暢に話すことよりも、きちんとシナリオを作り、事前の訓練をしっかりやっておくこと。本番になったら腹をくくり、余裕を持って滑舌に気をつけて話すこと。このことが出来れば合格点にはなります。

 そこで、今回は『プレゼンテーションのポイント』について、以前コンサルティングの場面で整理した内容を公開したいとおもいます。

 

プレゼンテーションのポイント

1.態度・話し方>

<2.目的と提案内容>

<3.構成>

<4.見せ方、巻き込み方>

<5.準備、用意>

 

プレゼンテーションのポイント

 

<1.態度・話し方>

 ①明るく、大きな声、緊張しながら自分も楽しく

 ②全体として少しゆっくり話す。但しメリハリをつける。

③短いセンテンスで区切りながら話を進める。長く話し続けない。

                       (文章を読む話し方は、NG)

④大事なことは、一息間をおいてゆっくり、強調して話す。

⑤自分の気持ちを前面に打ち出す。

              (相手にどう見られるか・・を意識しすぎない。)

⑥冒頭のはじめの入り方を繰り返し訓練する。

 ・はじめにうまく入れれば、そのままのって進めていける。

⑦全体と個人を同時に対象とする。

 ・全体を見回す。一方で、一人一人を確認する。

                 話す場合は一人誰かに向かって話すつもり。

⑧健康、体力、気力

 

<2.目的と提案内容>

 ・目的の明確化 (目的を実現するシナリオづくり) ⅰ)我々にとっての目的

                          ⅱ)参加者にとっての目的

 ・三段論法ストーリーで基本シナリオづくり

              (お客様の事情、商品サービス特徴、メリット満足)

 ・特に「お客様の事情」の事前調査分析による、

                   説得力ある訴求ポイント、メリットの整理

 

<3.構成>

 ①序論、本論、結論の流れ

  (ⅰ)序論⇒・ご挨拶→お礼→自己紹介

               →今回のプレゼンの目的、構成や時間配分の解説

・はじめの入り方の工夫(例:登場の仕方、音楽・・)

・相手の事情から入る

 (身近な話題→世の中の流れ→大きな本質的な話へ)

  (ⅱ)本論⇒・現状→問題→真の原因(問題点)→理想とする姿

                            →今後の方向→具体策

         →具体策を成功させるポイント(障害予測対策)

                        →明日からの実行案(お願い)

  (ⅲ)結論⇒・まとめ→参加者からの感想→皆さんへの協力要請→お土産

                              →次のステップへ

 

 ②3つの説明方法の組み合わせ

  (A)項目・内容の説明・・・短く簡潔な説明。長く解説的にしない。

B)論理的なストーリーを持った説明

     ・・接続語を強調することによってメリハリある展開を印象づける。

    ※「なぜなら」と「ですから」パターンでの展開

  例:見て下さい。・・なんです。→□なぜなら□・・だからです。

        →□ですから□・・ →□ですから□・・なんです。

                   →ですから(なぜなら)□・・

 ※結論から入って、その理由、内容を説明する。

                 逆に内容を言って、最後に結論付ける。

C)事例・情景場面の説明・・頭の中に映像をイメージし、その情景場面に感情                 移入してビジュアルに説明する。

           (使用場面→満足場面。お客様の言葉、身振り手振り・・)

 

<4.見せ方、巻き込み方>

 ①見せ方の工夫

   ・見せて、触らせて、数字で示して、実例で語る

   ・スライドは一枚に一つの訴え

   ・箇条書きは、3~4項目まで

   ・図は簡潔に(特に、パワーポイントの場合)

   ・パワーポイントだけを連続させない(疲れ、飽きる)。

                     参考資料、ボード書き込みとの併用。

 ②質問の活用...参加者との交流

   例:「○○をどう思いますか?」→「○○の方、挙手を上げて下さい。」

             →さらに個人に質問して、回答を聞き→褒める、拍手

 ③最新の事例、データ

  ・相手にあわせた事例データ

  ・意外な事象をあらわすデータ

 ④ユーモアの工夫

  (例:全く関係ないオモシロ写真、トンチ話・・但し、さらっと。)

 ⑤お客様を参画させるしかけの工夫

   ・お客様の代表者からの挨拶

   ・お客様の参画(成功事例のお客様自身からの発表、意見交換)

   ・質問の場づくり、交流会の開催

   ・実演等への参画

 

<5.準備、用意>

 ①キーマンを呼ぶ。誰に向かってプレゼンするのか、はっきり意識して行う。

 ②リハーサルで進行時間を細かく詰める。(1~3分内、5分単位)

 ③機器のチェック

   ・パワーポイントの見え方、明るさ、照明、カーテン(窓)、

   ・ホワイトボード、デモ等の什器類の活用・・

 ④役割分担

   ・司会、説明役(専門家、先生役・・複数OK)、トップ責任者、

                          お客様フォロー役、裏方

 ⑤事前、事後のフォロー

    ・事前の参加者の呼び込み、(参加者・キーマンを指定して呼ぶ)

    ・会場図面、タイムスケジュール、役割分担表、準備物一覧による事前準備

    ・事後のフォロー計画と実行

          (当日の反省と事後フォロー活動の確認。その後の管理・・)

 

参考:アリストテレスの人を説得する5箇条

1.聞き手の注意を引くストーリーやメッセージを提出する

2.解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提出する

3.提出した問題に対する解答を提出する

4.提出した解答で得られるメリットを、具体的に記述する

5.行動を呼びかける

 

参考:「説得力を高める5つの要素」 

    ①論理性・・ストーリー性 

    ②イメージ性・・・ビジュアルな現実感

    ③実証性・・・数値、事実、権威

    ④実感性

    ⑤共感性                      

                                 以上

 次回に続く・・。

  

参考ブログ:

・「『実践:新規開拓を絶対成功させる』営業研修プログラムのお勧め」

     http://cbc-souken.co.jp/cbc/2012/03/post-17.html


 追伸:

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このページは、CBC総研が2014年4月 5日 10:53に書いたブログ記事です。

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