2013年12月アーカイブ

前回、「初期アプローチ段階」の始まりとして「アポイントの取り方」について解説

しました。

今回は、アポイント後の『初回訪問場面』について解説しましょう。その内容を参考

に、できれば自社なりの「新規初回訪問マニュアル」を作成しましょう。

 

 

【2:初回訪問場面】

  

初期アプローチ段階でも初回訪問場面ははじめてのお客様にお会いするため、一瞬一瞬の集中力が求められる、特に大事な場面です。ほんのちょっとの対応のミスが命取りになります。ですから対応方法をきっちりシナリオ化し、ストーリーとしてノウハウ化しましょう。そこでこの場面での大事なポイントを7つのフェーズにわけて解説したいと思います。

 

第一フェーズ:訪問直前の準備

  ―初回商談のビビットなシナリオ作り―

  ―シナリオに合わせた提案書等ツール類の整理―

  ―提案のコスト仮計算―

第二フェーズ:見込み客企業到着時の確認

  ―到着時間と周囲の情報収集―

―社内状況の情報収集―

第三フェーズ:窓口担当者への挨拶と交流

  ―初めの挨拶、第一印象の大事さ―

  ―質問での交流からスタート―

第四フェーズ:自社紹介から、質問法によるお客様事情の聞き込み。

(提案にはいる前の情報収集。)

  ―自社紹介のストーリー作り―

―自社紹介から、お客様事情の聞き出しー

第五フェーズ:トータル提案から個別提案へ

―個別提案の前の「トータル提案」の大事さ―

  ―交流、聞き込み後での、個別提案の流れ―

第六フェーズ:次回訪問へ向けた宿題づくりと、次回日程確認

 ―実務内容の質問―

  ―取引(導入)検討へ向けた宿題づくり―

―次回日程の確認―

第七フェーズ:訪問後の情報整理とお礼のメール。さらに次回訪問へ向けた準備

  ―お礼のメール―

  ―当日中の上司報告と社内連係―

  ―『見込み客シート』の作成と次回へ向けた対策確認―

  ―日々の新規開拓のビビットな体験を、自分のものに―

 

 

 

商談プロセスの中でも新規開拓においては、はじめのスタート段階が何より大事

になります。

そこで、その「初期アプローチ段階」について解説しましょう。

今回は「初期アプローチ段階」の考え方と「アポインの取り方」の説明です。

 

<ブログの目次>

―「初期アプローチ段階」は、標準化、マニュアル化せよ!―

―「初期アプローチ段階」の各フェーズの解説―

【1:アポイント段階】

<アポイントの取り方のポイント>

参考:『「アポイントトーク」マニュアル』として 


営業リーダーが新規開拓を作戦化して進めるやり方について説明する文章の続きです。

 

第2章:新規開拓はこうやってスタートさせる

 

4:商談プロセスの設計

 

新規開拓のための武器となる魅力ある提案物の整理と提案トークストーリ―の作成、対象市場の選定と具体的な見込み客のリストアップまできました。次は商談プロセスの設計に入ります。

商談プロセスとは、商談の進め方を段階的にプロセスとして整理したものです。特に新規開拓の場合、お客様との関係をゼロからステップアップさせて新たな取引関係を築いていくことが求められるため、商談プロセスの設計は既存客営業の場合以上に重要です。

但し、単に商談の進め方をステップに整理するだけではありません。顧客の特性や提案内容にあわせたプロセスの中身がより大事になります。事前に障害要因や成功要因を想定しながら商談ステップを見直すとともに、プロセス全体の流れとステップアップを意識して商談場面毎での具体的なやり方を練り上げ、チームプレーや仕掛けを工夫するのです。

 

<ブログの目次>

―商談プロセスを仮設計する―

ステップ1:商談プロセスの展開ステップの仮作成

ステップ2:商談プロセスのステップアップ内容とやるべきことの整理

ステップ3:プロセス毎の障害予測や成功条件の整理

ステップ4:障害予測や成功条件に基づく、新たな対策の検討

ステップ5:実行に当たっての注意点や使用するツール類の整理(プロセスにあわせて)